重粒子線治療[予定] つくば K.M

重粒子線治療の体験談 つくば市 K.Mさん

お住まいの地域:茨城県

治療を受けるまでの経緯は?

両親が癌(父:膀胱がん,母:胃がん)だったこともあり、1999年の人間ドックからPSAのオプション検査を受け続けていました。
2015年までは小数点以下でしたが、2017年:1.1,2018年:2.2 と上がりはじめましたが、加齢によるものかなぁと自分では思っていたところ、2019年1月の人間ドックでは 4.1 と基準値を超えたため「要精密検査」で紹介状を書いてもらいました。

4.1 なら大した事ないだろうと、2019年2月に泌尿器科の開業医を訪問し “経直腸的超音波(エコー)検査” を受けたら『気になる箇所があるので専門的に調べた方が良い』となり、また紹介状を書いてもらい総合病院を受診する運びとなりました。

総合病院で、2019年3月に MRI を受けたら疑いありとして、2019年4月に 針生検 をし、病理診断結果で “前立腺がん(T2a)” と確定診断が出ました。
# この頃はネットを検索しまくりで情報収集に明け暮れてました

2019年5月に病期診断として 骨シンチ と 造影剤CT を受け、転移は無いとの診断でした …. 正確には画像で判断できる限りですけどね。

これで T2a N0 M0 GS7(4+3) の確定です。

「人間は何時か死を迎える」と漠然とは理解してましたが、初めて期限は近付いていると目の前に突きつけられた感じで、やはり心穏やかにはいかないです。

ここまでの診断の流れはネットで調べた通り、教科書通りに事が運んでいるイメージでした …. 医者にとっては緊急性を要しない(比較的に遅効性)のがんだからか検査間隔が長くて普通なのでしょうけど、患者にしてみれば焦ってしまいます『1日でも早く』ってなりますね。ネットで調べられるから自分には『だいじょうぶ』と言い聞かせてましてけど、ついついネガティブになり精神力を試される日々が続きました。

 PSA:4.1
 グリソンスコア:7(4+3)
 陽性率:12.5%(生検 8本中陽性 1本)
 T分類:T2a
 診断時年齢:58歳
 触診の結果は?:経直腸的超音波(エコー)検査から大きな病院へ転院

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

主治医との治療方針を決める前に自分なりに調べて決めていたこと
1)摘出治療はしない
  術後の後遺症でQOLが悪すぎると判断
  ダヴィンチにより勃起神経温存が可能になったとはいえ確実では無いこと
  排尿障害は避けられず、経年と共に障害は収まるが100%では無いこと
2)重粒子線治療を受けたい
  医療保険に加入していたので費用負担は何とかなる
  正常細胞への不要照射をなるべく避けたい
  IMRTより治療日数が短くなりそう(この時点では SBRT を知らなかった)
  小線源は痛そう(針生検の痛かった経験もあって痛いのは嫌)

2019年5月20日の診察で主治医からの『どの治療方法にしますか?』の問いに『重粒子線治療を受けたい』と即答しちゃいました …. 一瞬『そっち?』という感じの反応でしたが快く紹介状を書いてくれました。

2019年5月29日に “粒子線がん相談クリニック” をセカンドオピニオンとして受診し、先の 画像診断データ と 針生検プレパラート を預けて治療方針の検討を依頼しました。

2019年6月25日に “粒子線がん相談クリニック” を患者として受診し、QST病院(放医研)での重粒子線治療日程が決まりました。
ただここで、治療開始までの約4ヶ月間にホルモン療法を受けるように言われてしまいました …. 副作用の男性機能障害だけは嫌だと訴えたところ『GS6なら無しもありえるが、GS7なら受けてもらっている』『どうしても嫌ならば患者さんの意思でもあるので、治療開始時には未実施もあり得るとして準備しておく』という落とし所になりました。

またまたネット検索しまくったところ、放射線治療の開始前にホルモン療法を取り入れることで予後が良くなることは証明されているみたい …. 自らが予後を悪くする方に選択することになるのかと悩みまくり。
# ただし ADT With Out の症例もゼロではないことも判明

さらに調べると、副作用の中に糖尿病への悪影響の記載があり、私自身が8年前から2型糖尿病として治療を続け HbA1c がやっと7を下回るようになったところだったので、これ幸いに糖尿病治療を受けてる先生に相談したら『早計に判断できない、泌尿器科の先生とよく相談するように』と諭され、今週末の診察を待て知ます。

ホルモン療法を受ける/受けないにしろ、10月下旬から12回の重粒子線治療をQST病院(放医研)で受けてきます。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

性欲が強いのかどうか他人様と比較したことはないので解りませんが、私個人としては男性機能が無くなることは許容できませんでした。

仮に10年遅く、68歳で発症(発覚)したとしたら許容できたのかもしれませんが …. こればっかりは解りません。

もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「たぶん、この治療を選びます」と答えた。


つくば市 K.M

つくば市 K.Mさん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

VMAT 定位放射線治療(SBRT) │東京 TT

定位放射線治療(SBRT)の体験談 東京 TTさん

治療を受けるまでの経緯は?

2018年6月に定期検診でPSA=4.39となったが、ほおっておいた。しかし11月の再検査でもPSA=4.5であったため、MRI及び生検を受けました。その結果T2aの癌である事が判明。幸い翌年1月の検査では骨、リンパに転移はありませんでした。

驚いたのは、先生曰く「手術、放射線、重粒子線、監視療法等いろいろあるが、どれにするかは貴方がご自分で選択して決めてください」という簡単な話しかもらえなかった事である。
そのため、ここから、本やネットで、情報を集め、癌拠点病院で話をきいたりして、猛勉強?をしました。

次の理由から手術は除外しました
1)私が心筋梗塞でステントを2ヶ所いれているので、手術ではややリスクがある事、
2)摘出手術では尿失禁が30%はあり、数%は永年の重度の障害が残る事
3)性機能障害がほぼ出る事
心臓に負担が少ない事、QOLが下がらない事、性機能をほぼ温存できる事、そして非再発率の高い治療である事を前提として治療法及び病院を調べました。

小線源+ホルモン治療の非再発率が比較して統計的にやや高い事はわかってましたが、数%の差でありました。小線源は体に放射線物を埋め込むためどうも抵抗があったため、外照射治療IMRT又は、重粒子線の選択に傾いてゆきました。重粒子腺は、治癒率、後遺症の観点から良さそうで、経験のあるH医研にコンタクトしましたが、残念ながらすでに混んでおり、初診まででも6カ月という返事でした。

一方IMRTの中でも、より高い放射線をあてたほうが生物学的に良いが、健康な付近の組織への照射による後遺症の問題がある話をK大学病院、J医大病院の放射線医師の話しで知りました。そんな折、セミナーで後遺症を軽減するスペーサーが保険適用になり、またより強い放射線をあてるSBRT治療を関東の3つの病院でやってる事を知り、この治療を選択する事にしました。 

VMATによるSBRTに決めました

決めては以下の理由でした。
1)いまだ10年の実績がなく未知数の部分はあるが5年では通常の照射に比べ同等かそれ以上の成績であった。
2)通常の照射の90gyに相当にあたるより強い放射線をあてる事ができしかも5回の通院で済む。後遺症も通常の38回~40回照射と変わらない。
3)晩期の直腸障害をできるだけ避けるスペーサー挿入が保険適用可能である。 T大付属病院では重度の晩期の直腸障害は無くなったという結果も発表されていた。

 PSA:5.16
 グリソンスコア:GS(3+4)
 陽性率: 3本/14本中
 T分類:T2a
 診断時年齢:68歳
 触診の結果は?:触診では怪しいという事のみ

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

治療後、後遺症として、渋り腹、頻便、排尿障害、肛門通等が出ましたが、約3週間で消え問題なくなりました。あとは半年後位に出る晩期後遺症が次の関門です。
現在はPSA監視中です。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

まだ治療が終わって1カ月ですが、男性機能は全く問題ありませんし、その他の早期障害も消えました。
次に同じ治療を選ぶかどうかですが、PSAの低安定(非再発)を見てこの治療が良かったかどうかをみますので現時点ではなんとも言えませんが、将来だったら重粒子腺を選ぶかもしれません。

もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「現時点ではなんともいえない」と答えた。


東京 TT

東京 TTさん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

ダヴィンチによる摘出手術 静岡 H.T

ダヴィンチによる摘出の体験談 静岡 H.Tさん

治療を受けるまでの経緯は?

2018. 8/4 人間ドックでPSA12.6。
    8/8  総合病院で再検査、触診、エコー異常なし 
      1か月様子見るよう指示される。PSA13.4
   9/10 総合病院でPSA再検査(PSA14)
   9/13 MRI検査
   9/26~9/27 生検
   10/10 がん告知
   10/15 造影検査
   10/17 骨シンチ検査 
   10/24 主治医面談 T2b、グリソンスコア7(3+4)治療方法説明あり。

   11/13 転院(セカンドオピニオン)
      放射線科と泌尿器科を受診、採血、触診等
   11/27 検査結果の伝達及び現在の状態の説明(PSA15.6) 
   12/12 通院 採血、治療方法の説明など(PSA17.2) 
   12/19 通院 ダヴィンチによる手術を選択
       ホルモン治療(投薬+皮下注射)を実施 *本人希望による
       3月上旬 PSA値0.2まで落ちる
    3/26 入院
    3/28 手術

 PSA:13.4
 グリソンスコア:7(3+4)
 陽性率: 40%(生検10 本中陽性 4本)
 T分類: T2b
 診断時年齢: 57歳
 触診の結果は?:異常なし

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

 現職なので長期間にわたる放射線治療は困難と判断し、ダヴィンチを選択したがこれで良かったと思う。

 手術翌日はさすがに痛みがあったが、3日後には痛みも薄れ、歩みは若干遅いものの不安なく歩けるようになった。

 座っているだけなら全く痛みはないが、術後1週間くらいまでは咳やくしゃみをすると傷に響いた。
また、鼻を強くかむことが出来ず花粉症の季節と重なりつらい時もあった。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

 術後の経過は順調で、退院直後から車の運転に支障はなかった。
また、1km程度の散歩も可能であった。

術後10日には職場復帰。(事務職が幸い)
体力のある50代ならば、手術という選択は大いにあり。

 男性機能に関しては、主治医から手術前に「神経を半分残すことも可能」と言われたが、孫の代まで跡取りの心配はなく、残すリスクのほうが大きいと考えスパッと諦めた。

 この後、尿漏れが改善されるかどうかが全て。

もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「はい、この治療を選びます」と答えた。


静岡 H.T

静岡 H.Tさん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

ダヴィンチ│国立国際医療研 東京 N.K

ダヴィンチによる摘出の体験談 東京 N.Kさん

治療を受けるまでの経緯は?

職場の定期健康診断でPSA値が高めなので検査を進められる。地元の病院でも検査が出来るとあったが万が一の事も考え手術が出来る病院を探し国立国際医療研究センター病院で精密検査をおこなう。数値が51歳にしては高いので生検を進められる。生検の結果癌と診断され全摘手術をする事になった。現在、術後半月。
あと、半月後に摘出した前立腺の検査結果が出る。

 PSA:3.14
 グリソンスコア:
 陽性率: %(生検 本中陽性 6本)
 T分類:
 診断時年齢: 51歳
 治療年:  2019年 3月
 触診の結果は?:ハレはなし。MRIの結果もリンパは正常

治療後にどう感じましたか

(治療予定の方は現在の気持ち)

目が覚めると尿道カテーテルでした。
1週間後カテーテルを抜きました。
現在、尿もれがある(主治医や看護師は少ない方ですと言っているが)
いきなり介護用パンツ又は尿もれパットのお世話になっている。主治医の話で聞いていたがやっぱりショックですね。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

勃起はしないのが非常に残念です。
性欲はあるが今のところ反応なし。
やっぱり未練があるのでバイアグラ等を試してみようかと思っている。

もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「たぶん、この治療を選びます」と答えた。


東京 N.K

東京 N.Kさん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
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前立腺摘出手術 山梨 小林

カテゴリー: 前立腺摘出手術

前立腺摘出手術の体験談 山梨 小林さん

お住まいの地域:山梨県

治療を受けるまでの経緯は?

60歳の頃からPSA値が上昇し、昨年の夏、PSA値が7.5になったところで、生検を受けました。結果は11本中4本が陽性でした。ロボット支援手術を考えていたため、県内の大学附属病院の紹介状をいただき、受診しました。手術は年明けの2月に行いました。

 PSA:8.6
 グリソンスコア:7
 陽性率: %(生検 11人本中陽性 4本)
 T分類:
 診断時年齢: 62歳
 触診の結果は?:

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

手術から1月経過しましたが、尿漏れがひどく、歩けばすぐ漏れます。
また、昼間は尿意を感じず、気がつけば漏れています。絶えず、ゆるゆるともれています。
来週から仕事に復帰しますが、不安で眠れません。股間からたらたら垂れる尿漏れは改善しないと聞きました。本当でしょうか。

現在の経過、伝えたいことなど

患者さんへの質問:
もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選びますか?

「今とは別の選択をすると思う」


山梨 小林

山梨 小林さん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
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ダヴィンチによる摘出手術 埼玉、高橋

ダヴィンチによる摘出の体験談 埼玉、高橋さん

治療を受けるまでの経緯は?

前立腺肥大の治療中において血液検査をしたところ、PSAが9.0あり生検12本を行ったが、陰性であった。
その2年後にPSAが18.64になり、再度生検を行ったところ癌が見つかった。
各治療方法についての医師の説明があり、手術療法または放射線療法の勧めがあり、選択は患者の判断によった。
前立腺肥大症もあり、ロボット支援手術を選択した。

 PSA:18.64
 グリソンスコア:4+4=8
 陽性率:7.6 %(生検 13本中陽性 1本)
 T分類:T1b
 診断時年齢:67歳
 触診の結果は?:

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

手術後の尿漏れは覚悟しておりましたが、1か月間は特に尿漏れは酷い状況が続いたが、骨盤底筋体操の成果がみられるだいぶ改善された。
また、陰茎海綿体神経は片側を温存いたしました。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

現在、手術後4か月過ぎましたが、尿漏れは8割りがた改善せれましたが、勃起改善は予兆があるが、まだ改善しておりません。

もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「たぶん、この治療を選びます」と答えた。


埼玉、高橋

埼玉、高橋さん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

摘出手術後の経過が知りたい G.Y

G.Yさん:ダ・ヴィンチ手術後の他の方の経過が知りたい

私もダ・ヴィンチ手術で前立腺癌を全摘しました。この記事は大変参考にさせて頂きました。治療前の悩みや選択については記述が豊富ですが、手術した後の尿漏れや勃起障害について語っている方は少ないように思います。

私は今、術後1ヶ月余りですが、じっとしているとそうでもない尿漏れが、ウォーキングをした場合、全て漏れる、全漏れです。これは、どの位で改善するのか?日に何度も骨盤底筋運動をしているのですが、悩んでいます。また、転移を恐れて全摘して貰いましたがが、勃起機能は望むべくも無いのですが、何とかならないのかと毎日思っています。こんな体験を皆さんされているはずですが、教えて欲しいなと思って投稿しました。
G.Y


G.Yさん、投稿ありがとうございます。

これをお読みいただいた手術の経験のある方、是非、術後の経過をこちらからお知らせください

尿もれの話
私の友人が手術後、まったく排尿コントロールができず全て漏れる。尿もれパッドでは間に合わないため、かぶせるタイプの採尿器を身につけ仕事をされていました、確か3ヶ月でもじっとしている時以外は漏れ、一生治らないのかとあきらめかけていたが、半年ほど経過したら尿もれが治まってきて、ほぼ普通に生活できるようになったと聞きました。
 
失った勃起機能がなんとかならないのか?
これも友人が次のように担当医に尋ねました。勃起神経を切除した場合でも、時間の経過とともに勃起機能が復活する方がいると聞きます、私の場合はその可能性はありますか?。また薬を使ってリハビリを行うことが機能回復に有利に働くと聞きますが、私もそれを試すことができますか、というようなことを聞いたそうです。医師の答えは次の通り。
 
拡大前立腺摘出術により、神経もきちんと切除しましたから、復活することはまずありません。お望みであればシアリスを処方しますので試してみてください。復活は無理だとは思いますが・・・。
 
結果は無理であったとのことです、担当医は手術のベテランで根治性向上に対する研究熱心な医師です、まあこの言葉通りでしょう。一方「時間の経過とともに勃起機能が復活する方がいる」というのも事実であると思いますから、この場合は神経の一部の取り残しがあり、時間の経過とともに神経がある程度再生した、ということかもしれません。
しかし「勃起機能が復活する方がいる」という方がいるのですから、より積極的に神経を再生するための手術というのがあってもいいように思いますが、そのへんの事情に詳しい医師の方はいらっしゃいませんか?

ichi

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小線源単独│長崎大学病院 長崎 K・A

前立腺がん治療を経験された方の体験談 長崎 K・A さん

がんが見つかったきっかけは?

2016年の正月、腎臓の辺りがチクチクするのを感じた。取り立てて痛いというほどではなかったが、そんなことが2,3回続いたので少し気になり、近くの泌尿器科を訪ねた。

触診やエコー検査の結果、腎臓や膀胱には特に異常は見られないということだったので一安心したが、その時、あることを思いだした。
それは遡ること5年前、60歳の退職前に診てもらった、最初で最後の人間ドックで『PSAの数値が高いので専門医で診てもらうよう』という紹介状が送られてきていたこと。

当時はどうせ医療機関のカネ儲けだろ、くらいにしか思わなかったのでその紹介状なんてどこにやったかもわからなくなっていたが、医師にそんな事情を話すと、触診で「前立腺が少し肥大している」と言われ、血液検査をしてもらう事になった。

1週間後、検査の結果を訊きに行くと「PSA値が9.5ありました。これは擬陽性なので専門病院での検査をお勧めします。」と言われた。確実ではないが目安として0~4までなら陰性、5~9は擬陽性、10以上は陽性とのこと。

つまり、限りなくクロに近い結果だったのだが自分としては生活には全く支障がない体調(排尿や射精)だったので「このまま様子を見る、というのでは駄目でしょうか」と尋ねると「それなら検査した意味がないでしょう。どこの病院にでも紹介状を書きますから」と諌められた。
更に、「どこの病院でもいいですが、万一、治療となった場合、大学病院が治療の選択肢が一番ありますから大学病院が良いと思います」と重ねて勧められたので長崎大学病院での検査を決めた。

のちに受けることにした小線源治療だが、これを行なえるのは長崎では長崎大学病院だけだったので、精密検査をここにし、余計な手間が掛からなかったのはこの医師のアドバイスのお蔭である。尚、腎臓辺りの痛みの方はその後、まったく出ない。

2016年1月の終わりに大学病院で生検(生体検査)の手続きをし、2月9日に1泊2日の検査入院を行なった。
結果、グリソンスコア 3+4=7の『立派な前立腺ガン』と認定された。
蛇足だが、その生検の痛かったこと!! 局所麻酔が効いてなかったようで、8か所を肛門から採取されたが、生まれて初めて経験する痛みで「二度と御免だ」と思った。

 PSA:9.5
 グリソンスコア:3+4=7
 陽性率: %(生検 本中陽性 8本)
 T分類:
 診断時年齢:64 歳
 触 診: 異常はありましたか?なし

あなたは、どの治療を選びましたか?

その後、CT・MRI・骨シンチ検査で転移は確認されないことを知らせてもらい診察医師から希望する治療法を訊かれた。その頃にはネットや書物で前立腺ガンの情報を調べ回っていたので迷わず「出来るなら小線源治療でお願いします」と答えた。

第一に男性機能保持率が高いこと

全摘の場合、神経温存を試みてもあまり期待できないようで不安が大きかった。術後生存率が全摘も小線源もほとんど変わりない現状なら男性機能を保持できるほうを選びたい。もっとも使う機会があるかは別問題だが・・・。

第二にQOLが高いこと

小線源治療の場合は前立腺はそのままだから排尿信号も術前と同じ様にあるが、全摘の場合、それがなくなるのでオシメは必須になる。(※1) 時間が経てば回復する可能性もあるというが不確実である。オシメを手放せない生活は意識があるうちはちょっときついと思った。

あと、入院期間が短いこと

全摘の場合は2週間ほどだが小線源では3泊4日で退院できる。以前、足の怪我で他の病院ではあるが入院した際、病院食の不味さに閉口した経験から入院期間が短いのは魅力である。

外照射に関しては約2カ月ほぼ毎日通院しなければならない。これは意外に苦痛であろう。また照射技術の差が大きいということで選択肢からは外れた。

更に、これは素人考えなので他人には言えないが、どんなに小さな傷(ダヴィンチ手術)でも身体にメスを入れることでその部位は出血する。その血液を介してほかの臓器等にガンが転移する可能性がないとは言えない、と考えるに至ったからでもあるが、医学的根拠はまったくない。

小線源治療を選択

 医師は私の選択には快諾してくれたが小線源治療は希望患者が多いので半年ほど先になる、と言った。
半年ほど先・・・5年も放っておいて今更、という感じではあるが、そんなに時間をおいてもいいのか尋ねると「この状態の前立腺ガンは進行が遅いので大丈夫」ということだったので待つことを決めた。それが3月8日だった。
2日後に前立腺が少し肥大しているので小線源治療をするために縮小させる必要がある、とホルモン注射を左腹部に受けた。半年ほど効果があるという話だった。
その3カ月後の6月9日のPSA値は3.73。これはホルモン注射による数値低下と思われる。

8月になって大学病院から9月に小線源治療を行える旨の連絡が来た。
8月10日に事前検査を受け『施術可能』ということで入院手続き等の説明を受けた。手術は9月5日の月曜日と決まったが土、日は病院側が入院手続き出来ないので金曜日の午後からの入院となった。なんだか2日損した気分だった。

2016年9月5日 小線源治療

 9月5日、朝からの手術は全身麻酔だったので手術室に入った後の記憶はまったくない。
生検の時の、あの痛みとの再会を恐れていたが杞憂に済んだ。
手術後、病室に運ばれる時に目を覚ますと心配そうな妻の顔があったので「木村拓哉です」と言ったら変な顔をされた。後で聞いたら「頭がおかしくなったのかと思った」と言われ、ボケもT・P・Oを考えないといけないなぁ、と反省した。
その日はカテーテルを入れられたまま、まったく身動きも出来ない状態でほとんど眠れぬ夜を過ごしたが、その後の経過は順調で2日後の水曜日には無事に退院することができた。
5泊6日の入院生活、食事はそれほど悪くは無かった。

治療後の経過、感想など自由にお書きください

2016年9月5日 小線源治療
<< PSA推移 >>
2016年12月13日  PSA値は4.32
2017年2月7日   PSA値は3.53
2017年5月9日   PSA値は3.99
2017年8月8日   PSA値は3.56
2017年10月24日  PSA値は3.92
2017年12月5日  PSA値は3.40
2018年3月6日   PSA値は1.98
と、多少の上下はあるものの、ここまでは順調に数値を下げていたのだが・・・。

2018年6月5日   PSA値は3.18
2018年9月4日   PSA値は4.19
2018年10月9日  PSA値は4.41
・・・これを診て担当医は『再発』の可能性を口にした。
少しショックだったが自分で選んだ治療法だったし、自分の親が亡くなった歳をはるかに越しているので『仕方ないか。まぁ、今日明日死ぬわけじゃないし。ホルモン療法になるのかな』という感じだったが・・・。

2018年11月6日   PSA値は2.44
担当医が首をかしげている。あまり見られる例ではないようだが悪くなるよりはいい。

2018年12月4日   PSA値は2.39
この結果に「たぶん再発はないと思います」と担当医が言った。

2019年2月5日   PSA値は1.57
これが今現在の状態である。

排尿に関しては術後から頻尿に悩まされた。
日中は1、2時間置き、夜間は3、4回尿意で起こされた。それも『出る』ではなく『タラタラ流れ落ちる』ような感じ。

投薬はザルティア・ユリーフ・セルニルトン。施術から1年以上経った10月、放射線の効力もほぼなくなってきたころなので薬も減らして良いかと思い、ザルティアとユリーフを止めてもらったら大間違い。一か月くらいして痛みが出だし、初診してもらった時の開業医に駆け込み、投薬してもらった。

しかし、その後は時間の経過とともに頻尿は徐々に治まり18か月した頃、ザルティアを止め、24か月の頃にはユリーフを止めた。今年の2月からセルニルトンも止めているが、施術前の状態と比較すると若干回数は多いが以前に戻ってきている。

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?

男性機能については、施術の前後で2年半が経過していることを考慮したら問題は感じない。実感としてさほど変わらないように思える。ただ、生検の後はもろに血のような精液が出たが、これは製造工場を直撃したのだから当然のことだったろう。

施術後も射精感はあるが、一時、ほとんど精液が出なくなった。逆行性射精のような症状だったが、それも2年目ころからはそれなりに回復してきた。これはユリーフ錠を止めた影響があるのかもしれない。

治療から約2年半。次回の検査は4月16日

どんな数値になるのか、不安と期待が交錯している。このまま、快方に向かってくれるといいのだが・・・。

長崎 K・A

小線源治療 長崎大学病院 泌尿器科

小線源治療のよい点は体力への負担が少ない点です。3泊4日の入院治療です。小線源治療の欠点は術後の頻尿、排尿困難が出現する可能性があることと、数年後に血尿・血便といった晩期障害が起こること、小線源治療後は手術による前立腺摘出が難しくなる点です。
長崎大学では小線源治療は低~中間リスク群の患者さんに対して行っており、病状に応じて体外からの放射線治療を併用しています。
 
 →前立腺がん|泌尿器の病気について|患者さんへ|長崎大学病院 泌尿器科・腎移植外科


長崎 K・Aさん、投稿ありがとうございます。
詳細な内容で、治療までの経過がよくわかりました。
 
 
※1 全摘の場合、前立腺がなくなるのでオシメは必須
こう書かれていましたが、手術を考えている方にはダメージの大きな内容なので補足します。手術後にオシメ(一般的にはオムツ)は必須、ま、これはその通りです。術後尿道カテーテルを抜いたあとしばらくは「尿が貯まるという感覚がない」のだそうです。それでも、早い方は退院時に排尿が我慢できるようになり、1ヶ月以上尿もれが続いた方も、6ヶ月くらいで止まったという報告もありますから、多数の方はオムツはいらなくなるようです。しかし一部の方は1年経過しても尿もれが止まらないと聞きます。病院側の出す情報では、尿もれパッド1枚で済む程度は「尿もれしない」扱いになるようですから、どれくらいの方が尿もれパッドなしで生活できるのかわかりませんが、オムツ必須の方は少数です。しかし少数であっても、ご本人にとっては非常に大きな悩みとなる。不確定要素が大きい治療法であるというのはその通りだと思います。 
参考→尿道括約筋
 
>5年前「PSAの数値が高いので紹介状が送られてきていた」
この時すでにPSAは4を超えていたようですね、そしてその5年後は9.5ですから、比較的穏やかなPSA上昇カーブのようです。
 
もし5年前に生検を受けていれば、その時に癌が見つかったかもしれませんから、癌を5年放置した可能性もあるわけです。しかし、それでも「PSA1桁、グリソンスコア7」で癌が見つかっていますから、比較的早い段階で見つかったほうであり、時間の経過が根治性に影響を与えていない、と考えて良いと思います。このような実例から、前立腺癌の進行は一般に穏やかであると言われるのでしょう。
 
「じじ..じぇんじぇんがん」では、私がPSA上昇の早い高悪性度の癌であったため、告知後すみやかに治療法を決め、治療を開始しました。これを読んだ方は治療を急ぐ必要があると感じるかもしれませんが、現実はそうとは限りません。多くの方は穏やかなPSA上昇を示す悪性度の低い癌です。
 
癌を告知された時、自分の癌は、穏やかな進行なのか、早い進行が予想されるのか、それを知ることで、半年や1年後の治療でも問題ないのか、それほど悠長にかまえていては危険なのかがわかりますね。

>朝からの手術は全身麻酔
小線源であっても、病院によっては全身麻酔なんですね、
もっとも生検を全身麻酔で受けた方もいらっしゃいますから、病院によっていろいろです。
 
>2019年2月5日   PSA値は1.57
PSAがなかなか下がらず、不安もあったようですが、あきらかな低下がありましたから、PSAの一時的な上昇はPSAバウンスにまず間違いないでしょう。
 
>ザルティア
ザルティアが処方されていますね、これは泌尿器科で前立腺肥大に関わる排尿障害に対して処方されるもので、成分はタダラフィル、つまりED治療薬シアリスと同じです。放射線治療によって、どうしても男性機能は低下しますから、そのリハビリの意味でもザルティアの処方は望ましいと思うのですが、なかなかしていただけません。

ichi