陽子線治療│北海道 zhivago

陽子線治療の体験談 zhivagoさん

お住まいの地域:北海道

治療を受けるまでの経緯は?

前立腺肥大のため、タムスロシンやユリーフ等の服用で尿の出を改善していました。その頃でもPSA値は5~7を前後していましたが、専門医の診断ではありませんでしたが、PSA値が10を超えた段階で、専門医の診断を受けてみては?との提案をされていました。

ところが昨年(2018年5月頃)尿の出が極端に悪化し、同時に排尿時の痛みも出たため専門医の診断を受けました。その時のPSA値が49になり、ビックリしたのですが、これは前立腺炎に因るものだろうと自分でも理解できました。その専門医は間違いなくこれは前立腺がんですとの診断で、即刻摘出手術を行いましょうとの事。

色々準備もあるので一旦帰宅し、ネットで色々検索・調査しました。セカンドオピニオンと言う事で別の病院の診察を受け検査入院を経て、前述の結果となりました。

 治療前PSA:9.5
 グリソンスコア:7
 陽性率: 8.3%(生検 12本中陽性 1本)
 T分類:
 診断時年齢:74歳
 触診の結果は?:
 治療年: 2018 年

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

当初は全摘手術を選択していましたが、前立腺炎が重症で直腸に癒着している可能性があり、場合に因っては人工肛門のリスクもあるとの診断でした。それだけは回避したいとの思いで、更にネットで調査して、陽子線治療を見つけました。手術担当の医師に相談して、陽子線治療を行っている病院への紹介状を貰い治療を行いました。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

全摘出を考えていて、その際は男性機能が失われるリスクが高いと説明を受けておりました。結果として手術を行いませんでしたので、尿漏れや勃起不全などもなく、手術に因る痛みや体の負担もありませんでしたので、陽子線治療を行って正解でした。

施術後、10ヶ月を経過し、PSA値も順調に下がっています。

もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「はい、この治療を選びます」と答えた。


zhivago

zhivagoさん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。

– – – –
それまでPSAが10以下であったのに、尿の出が極端に悪化し、同時に排尿時の痛みがあるという状態で、PSAを測ったら49
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短期間の急上昇は「前立腺炎の可能性が高い」と考えるのが普通でしょう。仮に悪性度の非常に高い癌であったとしても、短期間(半年や1年)にPSAが5倍になったりすることは、めったにないと考えられるからです。
しかしながら、前立腺肥大や、前立腺炎は、前立腺癌とは別であるものの、併発することもあると考えれば、生検を受けたという判断は正解でしたね。

– – – –
場合に因っては人工肛門のリスクもあるとの診断
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そのようなリスクがあるなら、摘出手術そのものを避け、別の治療法を提案すべきであると思うのですが、現実は違うようです、結果的に納得できる治療を受けられてよかったですね。
ご連絡ありがとうございます、またその後の経過もご連絡ください。


題名: 陽子線治療4年後経過

2022年 11月10日(木) 追記

小生は前立腺がん治療のため、4年前の2018年10月1日から陽子線治療を受け始め、11月8日に至るまで土日・祝祭日を除く毎日、28回にわたり通院で治療を受けました。 

治療開始時のPSA 値は9.5、治療終了時のPSA 値は 5.48 でした。
その後12月には5.095
翌年3月は2.234、
以降 3ヶ月おきに検査を受け、
1.591、1.058、 0.544、 0.774、0.644、0.574、0.377、 0.438 と、順調にPSA値が下って来ました。

その間、毎年1回は骨シンチグラフィーで骨への転移がないか検査を受け、今のところ転移らしきものの兆候がないとの事でした。

前立腺癌の陽子線治療の場合、治療開始から 3ヶ月~2年位の間に血尿や、肛門出血などの後期後遺症、特に直腸の有害事象が出る事が危惧されていましたが、その症状もなく全て順調ですとの診断を受けていました。

ところが治療終了から4年が経とうする本年9月に突然肛門出血が起こり、2週間近く出血が続きました。出血から1週間後、診察を受け出血を止める注入軟膏を処方され、様子を見る事になり、止血しない場合はアルゴンプラズマ焼灼治療などの外科的処置を行うという事でした。

幸いなことに軟膏注入1週間ほどで出血が治まり、外科的処置の必要がないとの診断で今日に至っています。

治療開始から10日位後から 軽い排尿困難の症状が出ましたが、一過性のもので殆ど後遺症らしい症状はありませんでした。

当初は前立腺全摘手術を受けるつもりでしたが、尿漏れや人工肛門装着のリスクもあると訊かされており、それはどうしても受け入れられず、陽子線治療に出会えた事を感謝している次第です。

zhivagoさん、治療後の経過をお知らせいただきありがとうございます。
私はLDRですが、私の場合も術後すぐと、しばらくしてから何度か直腸出血がありました。
よくあること、そのまま様子見で良いとのことなので、あまり気にしませんでしたが、念のためと内視鏡による検査をしてもらったところ放射線による直腸炎で、たいしたことはない、そのまま様子見という診断でした。

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