前立腺がんセミナー2017大阪、岡本圭生

腺友倶楽部主催の前立腺がんセミナー

患者・家族の集い2017大阪(10月9日)のご案内

腺友倶楽部主催、2017年大阪での前立腺がんセミナーが開かれます、今回の出演は小線源治療の滋賀医大 岡本先生です。

講演1:「ハイリスク前立腺がんと向き合って」
    惠 宏敏 氏  患者( 小線源+外照射+ホルモン療法 )

講演2:「治療法の選択にあたり、知っておきたいこと」
     ~ 再発のない治療を目指して~
    岡本 圭生 氏 滋賀医科大学 前立腺癌小線源治療学講座 特任教授
Q&Aセッション:岡本圭生 / 惠 宏敏 / 武内 務 / 橋本佐与子(司会)

「前立腺がんの治療法は、どれを選んでも効果はほとんど変わらないと説明されることが多いのですが、それは死亡率のこと。非再発率には大きな開きがあるのをご存じでしょうか。・・・という案内で始まるこのセミナー。今回出演される、岡本先生は、実は私の治療をしていただいた先生で、この「じじ..じぇんじぇんがん」でもその経緯を書いています。今回の公演では小線源治療の最前線の話が聞けるはずです。

セミナー:【治療法の選択にあたり、知っておきたいこと】

10月9日、予定通りセミナーが開催され多くの患者さんが訪れました。その時のビデオを紹介します。

~ 再発のない治療を目指して~ 岡本圭生 氏

【Q&Aセッション】

NPO法人腺友倶楽部
「前立腺がんセミナー 患者・家族の集い 2017 大阪」

※ ご注意
これらの動画はNPO法人腺友倶楽部が作成しyoutubeに掲載されたものです。youtubeでは、紹介するページ内で動画を再生することを認めているため、youtubeに移動することなく、このページ内で動画を見ることができます。しかしこの場合でも再生される動画データはyoutubeから転送されており、このサイト内に動画があるわけではありません。(つまり著作権の侵害にはあたりません)

名 称:前立腺がんセミナー 患者・家族の集い2017大阪
日 時:2017年10月9日(月曜・祭日)
    13:20開場  13:40開始
会 場:エル・おおさか(大阪府立労働センター)5階 南ホール
→ エル・おおさか 交通アクセス

参加費:一般 1000円(ただし、腺友倶楽部会員及びその同伴者は3人まで無料)
申 込:直接以下のエントリーフォームから (先着順 200名)
腺友倶楽部 前立腺がんセミナー 患者・家族の集い2017大阪(公式ページ)
もしエントリーフォームでの記入ができないなら、以下のパンフを印刷後に、内容を記入してFAXで申し込むこともできます。パンフレットのダウンロードはこちら
 

Re:スライドには小線源単独では160Gyとある

このページの岡本医師のセミナー動画をご覧になった方から、滋賀医大では小線源単独はBED200Gy以上としているのに、スライドでは160Gyと書かれている。これはなぜですかという質問をいただきました。確認してみると、治療計画の説明の場面でした。


局所再発のない小線源療法を行うためのポイント
小線源単独症例では160Gy、外部照射併用症例では110Gyに相当するDose Cloudで前立腺(ターゲットボリューム)を完全に包み込むようにする(V100をほぼ100%に)

ここでの、160Gy、110Gyに相当するDose Cloudとは処方線量のことです。


中間リスク:基本は小線源単独(高線量、ホルモンなし)
単独:D90=190-200Gy BED>200Gy
高リスク:外部照射併用療法
併用:D90=135-145Gy BED>220Gy

さらに動画が進んで、単独:D90=190、併用:D90=135とありますが、この場合の数値はD90と呼ばれる前立腺体積の90%に照射される最低線量です。


このグラフは各治療におけるBEDの比較です、左から
Cyberknife サイバーナイフ
Implant alone 小線源単独
Implant+ External beam (radiation) 外照射併用小線源
Proton 陽子線治療
IMRT 強度変調放射線治療

放射線療法におけるBEDの比較では、小線源単独のD90=190GyはBED208Gyに相当する、また、外部照射併用小線源はBED220Gyに相当する。そのどちらも、サイバーナイフやIMRTといった外照射の線量を大きく超えているということを示してします。

処方線量、D90、BEDの違い

放射線治療の内容を示す数値として◯◯gyと書かれていても、それが何を表すのか、わかりにくいことが多い。治療計画では 処方線量が使われ、治療の説明や治療後の線量の確認ではD90の値が重要になる、そして放射線治療の効果を他の治療法と比較する時にはBEDが使われます。

処方線量 前立腺全体に最低でも照射されるべき線量
小線源単独療法:160Gy
外部照射併用療法:110Gy (+外照射45Gy)

V100(%) 処方線量100%で囲まれた体積が前立腺全体に占める割合

D90(Gy) 前立腺体積の90%に照射される最低線量
V100=100%近くになれば、およそD90は以下の値になる
小線源単独療法:190Gy
外部照射併用療法:135Gy

BED(生物学的実効線量)
小線源単独:I-125でのD90=190Gy は BED=208Gyに相当する。
外照射併用:I-125でのD90=135Gy + 外照射45gyは BED=220Gyに相当する。

低リスク、中間リスクであればBED>200Gy
高リスクであればBED>220Gyが達成できればほぼ局所コントロールは100%になると考えられる。

参照:医療関係者専用情報|小線源療法のパラメーターとポイント

このセミナーのビデオはおそらく医師向けとそう変わらない内容のものだと思いますので、ある程度放射線治療のことを知っていないと、ほとんど理解できないかもしれませんが、局所再発のない前立腺癌治療には非常に高い線量を投与できる小線源療法が必要であるということの説明です。

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