サイバーナイフ|戸畑共立|福岡 小野

カテゴリー: サイバーナイフ(SBRT)

サイバーナイフ(SBRT)の体験談 福岡 小野さん

お住まいの地域:福岡県

治療を受けるまでの経緯は?

毎年受診している人間ドックで50才を過ぎてからはPSAも検査項目になり特に指摘なく経過していましたが60才過ぎて少しずつPSA値が高値になり始め62才の時に再検を指摘されました。

かかりつけの内科医にそのことを報告し相談したところ再検を勧められ、博多駅ビルの泌尿器科クリニックを受診しPSA(フリーPSA)の再検、前立腺がんの疑いもあることから大きな病院での精密検査をするため原三信病院を紹介していただき、年末ギリギリに原三信病院を受診。
血液検査、エコー、触診したが明確な判断をするためには針生検が必要と言われ、2月の検査入院を予約。

2024年2月20日 原三信病院で針生検実施。翌月の再診時に結果説明あり11本中3or4本(記憶が曖昧です)にがんが見つかったとのこと。MRI、骨シンチ検査が必要と言われ3月の検査を予約。
主治医からは現時点では即治療の必要はないが治療方法として前立腺全摘手術を奨められた。一応他の放射線治療の説明も簡単にされ治療費の目安が書かれた書類などを渡された。

2024年3月8日 MRI、CT,骨シンチ検査。MRI画像ではぼんやりとしてはいるけどがん部位と思われる画像が見える。骨移転等はないとのこと。
この時期くらいから主治医から治療方法について相談があり、自分の考えとして、全摘手術もやむなしと思っているが仕事のこともありもう少し経過観察しながら先送りしたいと伝えた。

2024年9月の人間ドックを兼ねたPSA検査でそれまで上がったり下がったりしていたPSA値が上昇傾向になり12月の受診時にそろそろ積極的な治療を開始した方が良いと言われた。前立腺がん確定から約2年。この間自分なりに治療方法について調べていたが、前立腺全摘術はやむなしとの思いもあったが、入院期間や術後の尿漏れなどの生活への影響を考慮すると放射線外照射や重粒子線治療、密封小線源治療なども検討。最終的に主治医との治療方法についての話し合いで密封小線源治療を希望した。

ところが自分でも調べたが福岡市内の病院で密封小線源治療を実施している所はなく、近隣では久留米大学医学部と戸畑共立病院しか見つかりませんでした。65才を過ぎて現在の会社を退職した後は実家の岡山に帰省する予定があることから岡山大学病院も視野に入れて主治医に紹介状の作成を依頼したところ戸畑共立病院を紹介していただくことになった。

2024年12月27日の年末ではあったが戸畑共立病院に電話で確認、転院の確認と紹介状作成を待って受診予約することを確認。原三信病院へはその旨を伝え紹介状と検査画像の送付を依頼。

年が明けた2025年1月24日に戸畑共立病院を初診受診。ここで山田陽司医師と巡り会うことができた。初診時から自分の状態を元に治療方法の説明を丁寧に受け、まるで大学の講義を聴講しているかのような説明でこの時点で山田先生に全てを託すことを決断。戸畑共立病院への転院は当初、密封小線源治療を希望していたが、山田先生からサイバーナイフとホルモン療法併用による治療が最適と説明され承諾。

その日からビカルタミド錠80mgを服用開始、まずは薬の影響等確認のため1ヶ月の服用であったがその後7月まで服用。翌月にはリュープリンPro 22.5ml 注射。4月25日のPSA値は0.213と急激に下がった。2ヶ月後の6月20日のPSA値は0.063。

山田先生との話し合いで7月にサイバーナイフによる治療を実施することになり、7月1日金マーカー留置/Space OAR挿入で入院(1泊2日)、7月28日から8月1日の合計5日間サイバーナイフによる治療を行うことで決定。

治療前PSA:2024/12/27 8.761
 グリソンスコア:GS3+4=7 in Rt cT2aN0M0
 陽性率:  %(生検 11 本中陽性 3or4 本)正確に記憶していません
 T分類:T2a
 診断時年齢:62 歳 (2023年)
 治療年: 2025 年 サイバーナイフ 
 触診の結果は?:特に異常なし
【PSAの経過】
検査日 PSA(ng/mL) 検査医療機関 年齢
2013/09/27 1.550 八木病院(人間ドック) 53才
2015/09/25 1.980 八木病院(人間ドック) 55才
2016/09/23 2.660 八木病院(人間ドック) 56才
2017/09/22 2.500 八木病院(人間ドック) 57才
2018/09/28 2.270 八木病院(人間ドック) 58才
2019/09/20 3.600 八木病院(人間ドック) 59才
2020/09/25 2.950 八木病院(人間ドック) 60才
2021/09/30 3.810 八木病院(人間ドック) 61才
2022/09/30 4.250 八木病院(人間ドック) 62才 再検指摘
2022/12/03 5.490 横山裕クリニック(泌尿器) 62才 再検査
2022/12/29 5.420 原三信病院(泌尿器科) 62才 精密検査
2023/05/09 7.511 原三信病院(泌尿器科) 62才
2023/06/06 4.458 原三信病院(泌尿器科) 62才
2023/09/29 5.442 原三信病院(人間ドック) 63才
2023/12/15 4.982 原三信病院(泌尿器科) 63才
2024/03/15 6.990 原三信病院(泌尿器科) 63才
2024/06/14 5.241 原三信病院(泌尿器科) 63才
2024/09/29 7.633 原三信病院(人間ドック) 64才
2024/12/27 8.761 原三信病院(泌尿器科) 64才
2025/02/14 6.091 戸畑共立病院(泌尿器科) 64才 転院
2025/04/25 0.213 戸畑共立病院(泌尿器科) 64才 ホルモン治療開始後
2025/06/20 0.063 戸畑共立病院(泌尿器科) 64才
2025/07/29 0.044 戸畑共立病院(泌尿器科) 65才
2025/08/29 0.012 戸畑共立病院(泌尿器科) 65才 サイバーナイフ治療後約1ヶ月
2025/09/26 0.008 原三信病院(人間ドック) 65才 サイバーナイフ治療後約2ヶ月
【主要な検査/治療】
2023/02/20 針生検 前立腺がん確定
2023/03/08 MRI、 造影CR骨シンチ
2025/01/24 戸畑共立病院(泌尿器科)転院
2025/01/24 ビカルタミド錠80mg服用開始7月25日まで
2025/02/14 リュープリンPro 22.5ml 注射
2025/07/01 金マーカー留置/Space OAR挿入(2日入院)
2025/07/28 サイバーナイフ(5日)

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

当初は密封小線源治療を受けるつもりで戸畑共立病院への転院であったため、治療後しばらくは放射線の影響が家族などへのある可能性や尿道や直腸への放射線の影響の懸念、治療そのものも麻酔下とはいうものの小線源の埋め込み時や予後の痛み等が心配でした。

山田先生の数回の受診を重ねていくうちにサイバーナイフとホルモン療法の併用による治癒、再発率や尿道や直腸への放射線照射時の影響対策としてのSpace OAR挿入などとても丁寧で納得のいく説明をしていただき、初めてのがん治療に対しての不安はありましたが技術的な心配はありませんでした。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

サイバーナイフによる治療は、主治医である山田先生を始め放射線科の医師やスタッフの方の十分な説明により、また治療中も痛みもなくただ治療台の上で安静にしていれば数10分で照射が終わり、本当に治療できたのか不安になるくらいあっけないものでした。

前立腺全摘された方の尿漏れ問題や通常の放射線外照射治療や重粒子線治療の治療日数の長さに比べ、サイバーナイフによる治療は金マーカー留置/Space OAR挿入で2日入院、サイバーナイフによる治療による入院が5日と短期間で済み、治療前に膀胱の尿量調整もコツさえ掴めば、身体的には何の変化もないサイバーナイフによる治療は素晴らしい治療方法だと感じています。山田先生に巡り会えたことを感謝しています。

治療から3ヶ月経過した現在でも身体的な変化はなく、排尿、排便とも問題なく生活できており、仕事はもちろん家族との外食や小旅行の際もトイレの心配もなく生活できています。

サイバーナイフによる治療は山田先生に出会う以前にも自分で治療法の一つとしてしらべていたのですが山田先生への受診で素晴らしい治療であることに納得しました。その後YouTubeで沖縄の南部徳洲会の先生が動画で説明しているのを見つけたり、医療機器メーカーのサイトで戸畑共立病院での治療レポートなどにより治療そのものに対する不安はありませんでした。

福岡市内から電車で1時間ちょっとかかりますが、戸畑共立病院は九州工大前から徒歩10分程度の便利な場所に立地しており、前院の原三信病院での採血・採尿から診察まで数時間かかることを思えば寧ろ通院しやすかったです。

患者さんへの質問:
もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選びますか?

「はい、この治療を選びます」


福岡 小野

福岡 小野さん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

以下非公開
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VMAT SBRT(体幹部定位照射)│東大病院、Y.

定位放射線治療(SBRT)の体験談 よしやんさん

カテゴリー: 定位放射線治療(SBRT)
お住まいの地域:-

治療を受けるまでの経緯は?

6年余り前(2013年7月30日)私のPSA値は14.86だった。しかし、検査もせずそのまま放置していたが、2年半余り後(2016年2月25日)頻尿や血尿に驚き病院に行った時はPSA値は41.4になっていた。

それでも、その後、前立腺炎の治療に10ヶ月以上費やし、やっと前立腺がんの検査を行い治療を始めたのはPSA値が14.86だった時から3年半余りすぎた2017年2月3日だった。PSA値は60近くになっていた。

 治療前PSA:60
 グリソンスコア:4+5=9
 陽性率: %(生検 本中陽性 6本)
 T分類:
 診断時年齢: 歳
 触診の結果は?:
 治療年: 2017 年

治療後にどう感じましたか

放射線治療はIMRT(強度変調放射線治療)で2グレイ×(36回~39回)が通常だが、私はVMAT(強度変調回転放射線治療)によるSBRT(体幹部定位照射)での(8グレイ×5回)という2016年4月に保険治療対象となった、日本での前立腺がん治療では新しい治療を受けた。

また、半年ホルモン治療を行ってから放射腺治療を行い、その後1年半~2年ホルモン療法を継続するのが通常だが、私は2年間ホルモン療法を行った後放射腺治療を行い、ホルモン治療は放射線治療1ヶ月前に止めたが、その後も行わないつもりだ。

それ故、私は、先駆者というか異端者なのかもしれないが、私のような状況下での治療資料はほとんど無いと思われるので、今後治療経過がどの様になるか解りづらい。その意味では記録を残すことに意義を見いだしている。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「現時点ではなんともいえない」と答えた。

詳しくは以下のサイトをご覧ください – ichi –

ココログトドよしやんのブログ 前立腺がん闘病記
http://cocologyosiyann.cocolog-nifty.com/blog/


よしやん

よしやんさん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

 

VMAT 定位放射線治療(SBRT) │東京 TT

定位放射線治療(SBRT)の体験談 東京 TTさん

治療を受けるまでの経緯は?

2018年6月に定期検診でPSA=4.39となったが、ほおっておいた。しかし11月の再検査でもPSA=4.5であったため、MRI及び生検を受けました。その結果T2aの癌である事が判明。幸い翌年1月の検査では骨、リンパに転移はありませんでした。

驚いたのは、先生曰く「手術、放射線、重粒子線、監視療法等いろいろあるが、どれにするかは貴方がご自分で選択して決めてください」という簡単な話しかもらえなかった事である。
そのため、ここから、本やネットで、情報を集め、癌拠点病院で話をきいたりして、猛勉強?をしました。

次の理由から手術は除外しました
1)私が心筋梗塞でステントを2ヶ所いれているので、手術ではややリスクがある事、
2)摘出手術では尿失禁が30%はあり、数%は永年の重度の障害が残る事
3)性機能障害がほぼ出る事
心臓に負担が少ない事、QOLが下がらない事、性機能をほぼ温存できる事、そして非再発率の高い治療である事を前提として治療法及び病院を調べました。

小線源+ホルモン治療の非再発率が比較して統計的にやや高い事はわかってましたが、数%の差でありました。小線源は体に放射線物を埋め込むためどうも抵抗があったため、外照射治療IMRT又は、重粒子線の選択に傾いてゆきました。重粒子腺は、治癒率、後遺症の観点から良さそうで、経験のあるH医研にコンタクトしましたが、残念ながらすでに混んでおり、初診まででも6カ月という返事でした。

一方IMRTの中でも、より高い放射線をあてたほうが生物学的に良いが、健康な付近の組織への照射による後遺症の問題がある話をK大学病院、J医大病院の放射線医師の話しで知りました。そんな折、セミナーで後遺症を軽減するスペーサーが保険適用になり、またより強い放射線をあてるSBRT治療を関東の3つの病院でやってる事を知り、この治療を選択する事にしました。 

VMATによるSBRTに決めました

決めては以下の理由でした。
1)いまだ10年の実績がなく未知数の部分はあるが5年では通常の照射に比べ同等かそれ以上の成績であった。
2)通常の照射の90gyに相当にあたるより強い放射線をあてる事ができしかも5回の通院で済む。後遺症も通常の38回~40回照射と変わらない。
3)晩期の直腸障害をできるだけ避けるスペーサー挿入が保険適用可能である。 T大付属病院では重度の晩期の直腸障害は無くなったという結果も発表されていた。

 PSA:5.16
 グリソンスコア:GS(3+4)
 陽性率: 3本/14本中
 T分類:T2a
 診断時年齢:68歳
 触診の結果は?:触診では怪しいという事のみ

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

治療後、後遺症として、渋り腹、頻便、排尿障害、肛門通等が出ましたが、約3週間で消え問題なくなりました。あとは半年後位に出る晩期後遺症が次の関門です。
現在はPSA監視中です。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

まだ治療が終わって1カ月ですが、男性機能は全く問題ありませんし、その他の早期障害も消えました。
次に同じ治療を選ぶかどうかですが、PSAの低安定(非再発)を見てこの治療が良かったかどうかをみますので現時点ではなんとも言えませんが、将来だったら重粒子腺を選ぶかもしれません。

もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「現時点ではなんともいえない」と答えた。


東京 TT

東京 TTさん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

SBRT(定位放射線治療)│鎌倉 G

前立腺がん治療を経験された方の体験談 鎌倉 G さん

がんが見つかったきっかけは?

前立腺炎の発熱からPSA検査により数値が20だったので経過観察。
半年以上炎症が長引き、治ってもPSAが17と高かったので生検しました。グリソンスコア4+3、限局中リスク、転移なしでした。
治療方法で悩みました、手術が妥当と勧められましたが調べるにつれ、尿もれ、他の合併症、生検の経験から放射線治療を選びました。どの治療を選んでも完全に治る人はいなくたまたま発見されただけで人間にはガンがつきもので上手く付き合わなくてはいけないんだと思うようになりました。

 調べに調べ決めたのがSBRTとう言う最近保険適応されたIMRTの最新療法です。5回の照射であっけなく終わり、後遺症も排尿障害が少しだけです。尿もれ、勃起障害なんてありません。(これはかなり大きい)新しいので予後の治療経過報告に乏しいのが不安みたいですが為せば成るで乗り切りたいです。

 PSA:15
 グリソンスコア:7
 陽性率: 58%(生検 12本中陽性 7本)
 T分類:T2c
 診断時年齢: 60歳
 触 診: 異常はありましたか?無し

あなたは、どの治療を選びましたか?

SBRT放射線外照射

鎌倉 G

インタビューへの回答 ありがとうございます
あとで私のコメントをここに記入させていただきます。