重位子線治療│放医研、八王子 KN

前立腺がん治療を経験された方の体験談 八王子 KN さん

がんが見つかったきっかけは?、また、どんな治療を勧められましたか?

人間ドックでPSAが高いと知らされたこと

担当医からは、ホルモン+放射線治療 を勧められました。

 PSA:6.25
 グリソンスコア:9
 陽性率: %(生検 本中陽性 本)
 T分類:T3b
 診断時年齢:63
 触 診: 異常はありましたか?:なし

あなたは、どの治療を選びましたか?

超高リスクのため重位子治療に
決めました。

放医研、PSA検査は八王子医療センター

治療後の経過、感想など自由にお書きください

三カ月PSA検査で数値が段々上り始めました、現在0.560、再発が心配です。

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

ホルモン治療で逆流射精になりました。


八王子 KN

インタビューへの回答 ありがとうございます
あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

トリモダリティ│滋賀医大 大阪 林

前立腺がん治療を経験された方の体験談 大阪、林 さん

がんが見つかったきっかけは?、また、どんな治療を勧められましたか?

 父親が前立腺がんで亡くなったのをきっかけに、できるだけPSA検査を受けるようにしていましたが、5年ほど前からPSAの上昇が見られるようになりました。

 大阪市内の総合病院で精密検査を受けた結果、前立腺がんが見つかり、摘出手術と放射線外照射治療についての説明を受けました。
 私自身は、最初は摘出手術するつもりでしたが、インターネットや本を見て、完治させるためにはトリモダリティ以外に治療方法はない、と気づき、担当医に「小線源治療を受けたい」と言ったところ、「うちは小線源治療はしていませんが、ご希望の病院があれば紹介状を書きますよ。」と優しい言葉をかけていただき、途中、遠回りもしましたが、最終的には滋賀医科大学の岡本先生にたどり着くことができました。

 PSA: 35
 グリソンスコア:9
 陽性率: 14%(生検14本中陽性2本)
 T分類: T2a
 診断時年齢: 63歳
 治療年月: 2017年8月
 触 診: 異常はありましたか?
     触診で異常はありませんでした。
      

あなたは、どの治療を選びましたか?

 会社の健康診断では、長い間、PSAは低い値でしたが、57歳の時、「PSA3.9」となりました。しかし、健康診断結果には「(基準以下)異常なし」と書いてありました。
健康診断の問診医に「基準より0.1低いだけなのですが、これって本当に大丈夫なのでしょうか」と聞いたところ、「前立腺炎でもPSAは高くなるので、PSAが高いからと言ってがんとは限りません。いずれにしても、前立腺がんは進行が遅いがんなので心配は要りませんが、検査だけは定期的に受け続けてください。」ということでした
 別の機会を捉えて他の医師にも聞きましたが、大体同様のことを言っておられ、PSAもその後、一時的に下がった時もあって、「多分、前立腺炎なのだ」と勝手に思い込み、すっかり油断してしまいました。

 結局、精密検査を受けたのは4年後の61歳になってからで、せっかく早期発見したのに、PSAはすでに12まで上昇していました。
 精密検査を受けた大阪市内のT総合病院のH医師は、最初から前立腺がんの可能性を疑っておられ、最初の生検でがんは見つかりませんでしたが、翌年、「また生検をやりましょう」、と言われました。(多分、その時、私は露骨にいやそうな顔をしていたと思います。)
しかし、次の生検でがんが発見され、H医師から「次回の診察までに、治療方法を選択してください」と言われました。
 私の場合、限局がんという診断でしたので、摘出手術してしまえば後腐れがないはず、と思っていましたが、インターネットや本でいろいろ調べて見ると、高リスクの場合、摘出手術を受けた患者の約半数が再発しているというデータが書かれており、愕然としました。

 何か良い方法はないか、

いろいろ調べた結果、トリモダリティが一番良いということがわかり、翌週、「小線源治療を受けたい」と言ったところ、H医師は「いろいろと調べられ、希望の病院があるのですね。うちは小線源はしていないが、ご希望の病院に紹介状を書きますよ。」と優しい言葉をかけていただきました。初期から前立腺がんを疑い、生検の本数を通常より増やして見つけていただいたり、患者が言いだしにくいことを察知して紹介状の話を切り出してくれたり、今でもH医師には感謝しています。

 ただ、その時失敗したのですが、治療方法の選択も重要だが医師の選択が重要なのだ、ということがこの時点ではわかっていなかったため、トリモダリティの治療実績をホームページに公開してアピールしている病院の中で、通院しやすいところ、という基準で考え、近くのH医科大学病院への紹介状を書いてもらいました。
 ところが、H医科大学病院へ行きトリモダリティを希望すると、「あなたの場合は摘出手術が一番適しています」、と言われ、来るところを間違えたとすぐに気づきました。
「トリモダリティ以外は考えていないので、滋賀医科大学病院への紹介状を書いていただけないでしょうか」、と言い、結局、遠回りして滋賀医科大学へとたどり着きました。

 ただ、この時、思ったのですが、H医科大学病院の公開情報では、完治率は公開していないものの、トリモダリティも放射線外照射治療も多くの実績があるようでした。それなのに担当医が摘出手術にこだわったことにひっかかりを感じ、理由はいろいろあるにしても、当たった医師により自分の得意な治療方法を勧めるのだろう、とその時、思いました。ということは、滋賀医科大学へ行っても、最初に当たる医師によっては手術を勧められるかもしれない。おそらくいったん滋賀医科大学で別の医師に診てもらうと、途中から岡本先生に回してもらうことは難しいかもしれない。その時はせっかく岡本先生がおられるのに、また他の病院を探さなくてはならないかもしれない。いつまでもそんなことはしておられない、と思い、H医科大学には「紹介状は泌尿器科ではなく、前立腺癌密封小線源外来の岡本医師宛にしてください」と頼み込みました。

 そして、やっと岡本先生のところにたどり着いたのは、2016年の9月、PSAはすでに35まで上がっており、グリソンスコア9という状況でしたが、最初の診察を受けたその日のうちにホルモン治療を始めていただきました。
岡本先生のお話では、「PSAの上昇速度が早いこと、グリソンスコアも高いことから、摘出手術では間違いなく再発するケースです」とのことでした。

 現在の心境としては、

「前立腺がんは進行が遅いがんなので、あわてなくても大丈夫」と言われた言葉を真に受けて、のんびりしていた自分が悔やまれます。人によって違うんですね。
滑り込みセーフだったのか、あるいはもうアウトなのか。
 完治を目指して、一番確実な治療方法と医師を自分で探し、選択しました。これでだめならそれは運命、でも岡本先生の治療なら絶対大丈夫、再発はしないはず、と現在、思っています。

治療後の経過、感想など自由にお書きください

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

 男性機能については、ホルモン療法の時は、射精はできないが勃起機能の方は大丈夫な状態というのは確認できましたが、小線源治療・放射線外照射後は、とてもそのような気分にはなれず、まだ試したことがありません。

 副作用については、

ホルモン療法ではほとんど副作用がなく、小線源治療では尿の出方がかなり悪くなったものの、特に気になるほどではなかったのですが、放射線外照射後は副作用に苦しんでいます。
とにかく尿も便も残留感がひどく、何度でも行きたくなる。おまけに生まれて初めて痔になり、何度もトイレに行くたびに痛さで体力を消耗していきます。現在、サラリーマンで仕事をしていますが、幸い職場の近くにトイレがあるものの、切迫便に追い立てられてトイレに入ったら、先客で個室がすでにふさがっていた時は、思わず絶望の声を上げそうになります。
 紙オムツをはいているので、どうしようもない時は仕方がないのでそのまま漏らします。個室が空いたら、お尻を拭いて、紙オムツを履き替えます。最近の紙オムツはよくできているので臭いはほとんどわかりませんが、漏らしてしまうと部屋に戻ってイスに座ることができないので、別のトイレを見に行くか、トイレ付近で休憩しているふりをしています。
 最後はながながと汚い話で終わり、すみません。現在、私にとって一番切実な問題です。


大阪、林

インタビューへの回答 ありがとうございます
林さんから
「自分が治療を受けた時、初めての体験で何をされるのかもわからない一寸先は闇の中で、じぇんじぇんがんの体験記を見ておぼろげながら、ああ、この先はこんなことが待っているのか、ああ、ここさえ乗り切れば何とかなるな、ということがわかり、ずいぶん助けられました」
とお聞きして、嬉しいような、気恥ずかしいような気持ちです。投稿ありがとうございました。
私が、癌だと言われた時、トリモダリティ治療を受けるって、どんななんだろうと思っていましたが、なかなかネットでは患者からの情報が見つかりませんでした。「じぇんじぇんがん」は、そんな方に伝えられればいいなと思ってが書いています。読んでいただきましてありがとう。

前立腺がんセミナー2017大阪、岡本圭生

腺友倶楽部主催の前立腺がんセミナー

患者・家族の集い2017大阪(10月9日)のご案内

腺友倶楽部主催、2017年大阪での前立腺がんセミナーが開かれます、今回の出演は小線源治療の滋賀医大 岡本先生です。

講演1:「ハイリスク前立腺がんと向き合って」
    惠 宏敏 氏  患者( 小線源+外照射+ホルモン療法 )

講演2:「治療法の選択にあたり、知っておきたいこと」
     ~ 再発のない治療を目指して~
    岡本 圭生 氏 滋賀医科大学 前立腺癌小線源治療学講座 特任教授
Q&Aセッション:岡本圭生 / 惠 宏敏 / 武内 務 / 橋本佐与子(司会)

「前立腺がんの治療法は、どれを選んでも効果はほとんど変わらないと説明されることが多いのですが、それは死亡率のこと。非再発率には大きな開きがあるのをご存じでしょうか。・・・という案内で始まるこのセミナー。今回出演される、岡本先生は、実は私の治療をしていただいた先生で、この「じじ..じぇんじぇんがん」でもその経緯を書いています。今回の公演では小線源治療の最前線の話が聞けるはずです。

セミナー:【治療法の選択にあたり、知っておきたいこと】

10月9日、予定通りセミナーが開催され多くの患者さんが訪れました。その時のビデオを紹介します。

~ 再発のない治療を目指して~ 岡本圭生 氏

【Q&Aセッション】

NPO法人腺友倶楽部
「前立腺がんセミナー 患者・家族の集い 2017 大阪」

※ ご注意
これらの動画はNPO法人腺友倶楽部が作成しyoutubeに掲載されたものです。youtubeでは、紹介するページ内で動画を再生することを認めているため、youtubeに移動することなく、このページ内で動画を見ることができます。しかしこの場合でも再生される動画データはyoutubeから転送されており、このサイト内に動画があるわけではありません。(つまり著作権の侵害にはあたりません)

名 称:前立腺がんセミナー 患者・家族の集い2017大阪
日 時:2017年10月9日(月曜・祭日)
    13:20開場  13:40開始
会 場:エル・おおさか(大阪府立労働センター)5階 南ホール
→ エル・おおさか 交通アクセス

参加費:一般 1000円(ただし、腺友倶楽部会員及びその同伴者は3人まで無料)
申 込:直接以下のエントリーフォームから (先着順 200名)
腺友倶楽部 前立腺がんセミナー 患者・家族の集い2017大阪(公式ページ)
もしエントリーフォームでの記入ができないなら、以下のパンフを印刷後に、内容を記入してFAXで申し込むこともできます。パンフレットのダウンロードはこちら
 

Re:スライドには小線源単独では160Gyとある

このページの岡本医師のセミナー動画をご覧になった方から、滋賀医大では小線源単独はBED200Gy以上としているのに、スライドでは160Gyと書かれている。これはなぜですかという質問をいただきました。確認してみると、治療計画の説明の場面でした。


局所再発のない小線源療法を行うためのポイント
小線源単独症例では160Gy、外部照射併用症例では110Gyに相当するDose Cloudで前立腺(ターゲットボリューム)を完全に包み込むようにする(V100をほぼ100%に)

ここでの、160Gy、110Gyに相当するDose Cloudとは処方線量のことです。


中間リスク:基本は小線源単独(高線量、ホルモンなし)
単独:D90=190-200Gy BED>200Gy
高リスク:外部照射併用療法
併用:D90=135-145Gy BED>220Gy

さらに動画が進んで、単独:D90=190、併用:D90=135とありますが、この場合の数値はD90と呼ばれる前立腺体積の90%に照射される最低線量です。


このグラフは各治療におけるBEDの比較です、左から
Cyberknife サイバーナイフ
Implant alone 小線源単独
Implant+ External beam (radiation) 外照射併用小線源
Proton 陽子線治療
IMRT 強度変調放射線治療

放射線療法におけるBEDの比較では、小線源単独のD90=190GyはBED208Gyに相当する、また、外部照射併用小線源はBED220Gyに相当する。そのどちらも、サイバーナイフやIMRTといった外照射の線量を大きく超えているということを示してします。

処方線量、D90、BEDの違い

放射線治療の内容を示す数値として◯◯gyと書かれていても、それが何を表すのか、わかりにくいことが多い。治療計画では 処方線量が使われ、治療の説明や治療後の線量の確認ではD90の値が重要になる、そして放射線治療の効果を他の治療法と比較する時にはBEDが使われます。

処方線量 前立腺全体に最低でも照射されるべき線量
小線源単独療法:160Gy
外部照射併用療法:110Gy (+外照射45Gy)

V100(%) 処方線量100%で囲まれた体積が前立腺全体に占める割合

D90(Gy) 前立腺体積の90%に照射される最低線量
V100=100%近くになれば、およそD90は以下の値になる
小線源単独療法:190Gy
外部照射併用療法:135Gy

BED(生物学的実効線量)
小線源単独:I-125でのD90=190Gy は BED=208Gyに相当する。
外照射併用:I-125でのD90=135Gy + 外照射45gyは BED=220Gyに相当する。

低リスク、中間リスクであればBED>200Gy
高リスクであればBED>220Gyが達成できればほぼ局所コントロールは100%になると考えられる。

参照:医療関係者専用情報|小線源療法のパラメーターとポイント

このセミナーのビデオはおそらく医師向けとそう変わらない内容のものだと思いますので、ある程度放射線治療のことを知っていないと、ほとんど理解できないかもしれませんが、局所再発のない前立腺癌治療には非常に高い線量を投与できる小線源療法が必要であるということの説明です。

小線源+外照射│東京医療センター 渕浪

前立腺がん治療を経験された方の体験談 渕浪敏明 さん

 初めまして、千葉県君津市在住の渕浪敏明と申します。1950年生まれ、現在67歳です。2015年末(12月28日)に初期の前立腺ガンが発見され、現在、東京の東京医療センターに通って、放射線治療後の経過観察中です。

 実際の治療は2016年5月半ばに3泊4日の入院で、小線源内部照射を、7月、8月の5週間入院して、放射線外部照射の治療を行いました。
詳しい経過は、おってゆっくり説明させていただきますが、まずは、簡単に自己紹介をさせてください。

 私は岡山県備前市に生まれ、高校は岡山市、大学は京都市で過ごし、就職は新日鉄で、主に工場の制御用コンピュータの開発に従事していました。転勤も何回かあり、君津から北九州、君津、山口県光、君津と移動し、ある事情で49才のときに、新日鉄を中途退社しました。以後は個人事業主として、個別のソフト開発の仕事をしてきました。

 60才頃になり、林住期(定年退職後の人生)をいかに生きるかを、模索しておりました。趣味は読書、将棋、プロ野球のホークス応援といったところでしょうか。最初、自分の林住期プロジェクトとして「将棋ファン拡大プロジェクト」に挑戦しましたが、どうもうまくいかず、次に「読書ファン拡大プロジェクト」にも挑戦しましたが、これもうまくいかない。そういったところで、私が前立腺ガンになったのです。

 すぐに前立腺ガンの話に入る前に、それまでの私の主要な病歴をご紹介したいと思います。11年前に急性膵炎で緊急入院し、一時命も危ないときがありました。最初の2週間ぐらいは、非常に痛みが強く痛み止め注射もほとんど利かず、苦しかったです。原因はハッキリしませんが、私の膵臓には膵石が多くあり、正式病名は「慢性膵炎の急性増悪」というものです。
 7年前には、胆のうの石と膵臓の石が飛び出て、詰まり、腹痛を起こして合計6回も入院しました。3回が胆のう、1回が膵臓、5回目は胆のう除去手術(開腹)、6回目は外部衝撃波で膵臓の石を砕いて除去しようとしましたが、私の石(意志???)が固くて、先生がアキラメ、先生からは「渕浪さん、膵臓の石はそーっと墓場まで持って行ってください」と言われております。この6回の入院中の主治医が君津中央病院の藤本先生で、非常に信頼でき、尊敬もしております。退院前日には、今回の処置の経過を詳しく説明してくださり、私からの質問にも丁寧にお答えくださいます。私は、この先生に私の消化器をあずけようと思いました。

がんが見つかったきっかけは?、また、どんな治療を勧められましたか?

 では、本題の前立腺ガンのお話にいきましょう。
2006年君津市のPSA検査で2.77となり、君津中央病院泌尿器科で検査し、エコーで問題なしと判断される。2010年、PSA=6.299、 2011年、PSA=7.201、9.9 となったが、医師は前立腺肥大があるのでこの程度は問題ないだろう、定期的にPSA検査し、10を大きく超えたときに受診しなさい、と言われた。<これは、今から考えると問題で、ここで少なくとも針生検すべきだったと思われる>
 以後、消化器で半年毎に血液検査でPSAを測定していたが、2014年にPSA=13.45となり、藤本先生から泌尿器へ行くよう指示される。自分の怠慢で泌尿器にいかず、2015年にPSA=18.4となり、あわてて泌尿器へ。針生検を勧められるが、どの病院にするか迷っていると3ヵ月後にPSA再検査して決めることになった。またPSA=19.3なので、千葉大学病院で針生検することにした。

 千葉大学病院では、触診とエコー検査、MRI検査を実施し、PSA=15.54。2015年12月11日から1泊2日で針生検。12月28日に結果を聞きにいくと、8箇所中1箇所でガン発見、グリソンスコアは3+3=6、RIとCTで外部転移は無し。

 これ以降は、約2週間で治療方針を決めるまでの、猛勉強をドキュメンタリー風に記述する。

ガン告知されたとき、私の場合は、ショックを感じる暇もないほど、スイッチが入りましたね。これは、一大事だ。ここで選択を誤ると、命も危ない。(息子?の命も危ない(笑))

年末の12月28日にガンを告知され、1月14日までに、方針を決めなければいけませんでした。もし、主治医がヤブで、僕が勉強不十分だったら、主治医のイイナリになり、一生後悔をするかもしれない。2週間、猛勉強しましたね。こんなに必死になったのは、生まれて初めてです。インターネットで調べまくり、本も読みまくり。

それで、僕のような初期の前立腺内にとどまっている前立腺ガンには、前立腺内に小さな放射線を埋め込む小線源内部照射が一番いいとわかりました。これは、ヨウ素を埋め込むのですが、放射線の到達距離が5mmまでと、外部に弊害を与えず、かつ前立腺内の局所ガンは壊滅させる、優れものなんです。
ただ、この治療を正確確実に出来る病院は、全国でも数少なく、関東では、東京医療センターと調べつくしました。

千葉大学病院に通っていたのですが、2016年1月14日いよいよ治療方針を決める日です。先生から一通り説明をうけたあと、すぐに、小線源内部照射がいいのですが、 と言うと、先生は、では、うちには小線源内部照射のA先生がいるから、来週診察してもらいますかね。
すかさず、こちらの病院の小線源内部照射の実績はどの位ですか?と聞きました(非常に少ないと、事前に調べつくしていたので)。先生は(予想通り、)非常に少ないです、と答えられました。う~ん、という顔をすると、 治療実績が多い病院となると、都心までいかないとないですが、それには、全然かまいません、と答えると、どこかご希望の病院はありますか?と聞かれたので、すかさず東京医療センターがいいです。そこまでお調べなら、すぐに紹介状を書きましょう、来週取りにきてください。

以上が、主な顛末です。何事も準備が大事ですよね、なにせ自分の命がかかっているのですから。
自分の命は自分で守る、、、これが鉄則です。大学受験時代の10倍も必死で勉強しました。
今まで、だらだらと生きてきたので、久しぶりに大学受験時代を思い出しました。また、まだまだやればできるじゃない、と自信も深めました。

このようにスムーズに短期間で方針が決定できたのも、腺友倶楽部の諸先輩の皆さんの有益なアドバイスがあったからだということは、いくら強調してもし過ぎるものではありません。

東京医療センターの斉藤史郎先生の診察を受け、内部照射+外部照射となる。2016年2月3日には静脈性腎盂造影(IVP)検査と前立腺超音波検査を受けました。

今回、自分が前立腺ガンになってみて一番感じたっことは、私の場合、タマタマ早期に腺友倶楽部を発見し、相談できたからいいようなものの、パソコンが使えないなど情報格差のあるシニア層の人達にとって、有益な情報の入手が簡単ではないように思う。そういう場合、医師のいいなりになって、不本意な選択をしたと、後で後悔することもあるのではないか? そのような人達をこの素晴らしい腺友倶楽部に道案内するような仕組みがうまく、できないものか。前立腺ガンだけでなく、他の病気でも、同じことである。医療分野に限定しなくても、いろんなニーズとシーズを結びつける道案内人(ブリッジ役)の必要性が、これからの情報時代、より大きくなってきたと感じる今日この頃である。このあたりの貢献に一役かうような林住期のプロジェクトを、今模索中です。

 PSA:15.54
 グリソンスコア:3+3=6
 陽性率: 12.5%(生検 8本中陽性 1本)
 T分類:
 診断時年齢: 65歳
 触 診: 異常はありましたか?特になし

あなたは、どの治療を選びましたか?

東京医療センターの斉藤史郎先生。
小線源+IMRT。
患者情報のアドバイスと、インターネットと本の勉強より決定。

治療後の経過、感想など自由にお書きください

PSAは徐々に下がってきている。
2015/11/16 15.54
2016/1/27 29
2016/3/30 3.16
2016/8/31 3.31
2016/11/2 4.21
2017/4/19 1.83
2017/7/12 1.69

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

男性機能は、射精が全くできなくなった。快感が途中で中断して、不満足。


渕浪敏明

インタビューへの回答 ありがとうございます
PSAが上昇した時、どのくらいの値で生検を受けるのを勧められるかは、担当医によって随分違いますね、渕浪さんの場合は結果的にPSA18.4まで待つことになってしまいました。それでも生検時のPSAは15.54、陽性コア数 8本中 1本、グリソンスコア6ですから、初期で見つかって幸いでした。
癌と言われた時、医師の言葉を絶対だと思わずに、自分自身でも治療法を探すことが肝心だと思いますが、それがなかなかに難しいですね。
渕浪さんは、癌だけでなく、さまざまなことにアクティブに取り組まれています。フェイスブックでは公開グループ「雑談未来カフェ」の管理人をされているとのことです。