東京医療センター 外照射併用小線源 石

前立腺がん治療を経験された方の体験談 石さん

がんが見つかったきっかけは何でしょう

頻尿と尿が出にくいという症状が続いていたので、2014年の初めに地域の総合病院で診察を受けました。
触診では前立腺癌の疑いがあるとされました。その後生検を受けましたが、5本中1本が陽性とされ前立腺癌であると診断されました。その時のグリソンスコアは7でした。

どんな治療を勧められましたか?

担当医からは「手術は勧められません、放射線外照射が良いでしょう」と言われました。しかしこの総合病院にはその治療施設がないため、担当医の所属しているS市J医科大での外照射治療を希望しました。しかしそこでは半年待たないと治療を受けられない、ということもありとりあえず内分泌治療を開始しました。そして、そのまま内分泌治療を一年ほど続けていました。

外照射治療を積極的に受けようという気持ちがなかったのは、担当医師から前立腺癌は進行が遅いのでそのままでも10年は大丈夫・・というようなことをに言われたことと、もうひとつ・・。友人が進行した大腸がんの治療で外照射を受け重い障害が出たというのを知っていたので、私は外照射治療自体に不安を持ってたということもあります。

あなたが選んだ治療法は?

私は症状も軽く、薬も飲んでいたことからあまり積極的に治療をするということを考えていませんでした。しかし友人から勧められた本「前立腺ガン最善医療のすすめ」を読んだところ、外照射併用小線源という治療法があることを知り、積極的な治療を受けてみようという気になりました。本に紹介されていた東京医療センター 斉藤先生宛ての紹介状を持って診察を受けました。幸い小線源治療が適用できるとわかり治療をお願いしました。

治療法:外照射併用小線源治療
医療機関:東京医療センター

東京医療センターでは再度の生検とMRI検査があり、その後5月に小線源治療を受けました。小線源治療のプレプランは尿道カテーテルの挿入はなかったため楽でしたが、実際の小線源治療の時のカテーテルは苦痛でした。内分泌治療は小線源治療の時点で終わりになりました。小線源治療後の外照射は25回(1.8×25=45gy)です。東京医療センターと相談し、隣町の病院で外照射を受けました。

その治療法に決めた一番の理由は何でしょう

本の内容だけでなく、友人からも積極的な治療を勧められたことです。また、内分泌治療の影響で体重の増加、毛髪が増える、ホットフラッシュ、手の痛みなど一通りの症状が出ていました。手の痛みやホットフラッシュが内分泌治療の副作用によるものだと聞き、それをなくすためにも本格的な治療にを受け内分泌治療を終わりにしたいと考えました。

あなたからみなさんに伝えたいこと

小線源治療自体は苦痛もなく楽なものでした、しかしその前に行われる麻酔の体勢が上手くとれず痛かったのを覚えています。今月外照射が終わりましたが、その影響で頻尿になっています。また小便をがまんしている時に少し尿が漏れることがあります。(これは、治療前からも多少ありましたが・・)直腸の痛みや出血に関してはいまのところありません。全体的に考えてみるとこの治療を受けてよかったと思っています。

栃木 石さん74歳

このページは直接インタビューしたものを、私が書き起こして掲載したものです。ホットフラッシュや手の痛みが内分泌治療によるものだとはご存知なかったとのことでした。胸毛やすね毛は少なくなり髪の毛はふさふさ、肌つやもよくなるなどの変化に加え、治療前からの肥満傾向もさらに増しているとのことですが、内分泌治療が終わった現在、少しずつ以前の状態に戻ってゆくのでしょう。インタビューにお答えいただきありがとうございます。

参 照

国立病院機構 東京医療センター – 泌尿器科
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