小線源単独│東京医療センター 埼玉 ken

前立腺がん治療を経験された方の体験談 埼玉、ken さん

がんが見つかったきっかけは?

・人間ドックでPSAを初めて検査した結果、7.1と再検指示があった。
・その後、近隣の市営総合病院で血液、触診、MRI等の検査を行ったが、MRIで影があるということで、生検に進み、結果、12本中1本で陽性。限局性の前立腺がんとの診断。
・小線源治療を選択し、東京医療センターに紹介依頼。5月に小線源単独手術。現在、経過観察中。

 PSA:7.1
 グリソンスコア:3+3=6
 陽性率:8%(生検12本中陽性1本)
 T分類:T1C
 診断時年齢:55歳
 触 診: 異常はありましたか?⇒なし

あなたは、どの治療を選びましたか?

・PSA、グリソンスコア、陽性率から低リスクという診断であり、治療の選択にあたっては、監視療法、切除手術、放射線治療、ホルモン療法という選択肢とメリット、デメリットを提示された。また、すぐにどうこうという話でもないので、ゆっくり考えて良いという話であった。

・事前に当サイトをはじめとするネット情報、その他で勉強しており、小線源に傾いていたが、会社の診療医(そこそこ偉い医者で医療相談に乗ってくれる)に相談したところ、「診断結果からは自分であれば小線源治療を勧める。切除手術も良いが、手術の侵襲度合、副作用は小線源より大きい。監視療法は年齢から積極的治療に移行する可能性が大きい。ホルモンは消極的治療だし、費用も高い。」というかなり明確なアドバイスをもらったので、小線源治療を選択。
・治療実績の非常に多い東京医療センターに紹介してもらい、小線源単独手術を実施。

治療後の経過、感想など自由にお書きください

差し支えなければ、
男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

・手術自体は生検と同じレベルで大きな問題はなかった。
・これまで2回のチェックを受け、PSAは3.8⇒2.1と低下。ただ、当面下がることより、5年後、10年後がどうかがポイントと言われている。
・切迫尿等、排尿関係の副作用を心配していたが、手術前と「なんとなく違うな」という違和感はあるものの、生活に支障の出るような問題は生じていない。
・まだ術後半年未満なので何とも言えないが、入院期間の短さや副作用の少なさからは、良い選択だったと思っている。
・男性機能は、機能は維持されているが、勃起能力の弱体化、精液の減少等、相当減退した。(精液については、ユリーフの服用をやめるまでは出なかった)


埼玉、ken

国立病院機構 東京医療センター 公式サイト – 泌尿器科

小線源療法が国内で開始された当初は、この治療はPSAおよびグリソンスコアが低い低リスクや中間リスク症例のみが治療対象と考えられていましたが、長期のデータでは高リスク症例においても良好な成績が得られており、小線源療法が高リスク症例においても有効な治療法であることがわかってきました。
国立病院機構 東京医療センター 公式サイト – 泌尿器科

インタビューへの回答 ありがとうございます
癌と言われたときは、もはやこれまでか、と思いましたが、
前立腺癌は、治療の選択を慎重にすれば,元気で生きられる、これをみなさんに伝えたかったのです、じじ..じぇんじぇんがんへの投稿ありがとうございました。